Z2に限ったことではありませんが、生産終了からすでに20年以上もの年月が経っている旧車の部類は、そのまま乗りっぱななしで好調を維持できるはずはありませんし、フレームやエンジンといった基本的なレストアは必須です。
>>Z2のカスタムパーツを探す
ただし、Z2はもちろん、カワサキのZ系はリプレスメントパーツからカスタムパーツまで、アフターマーケットがとても豊富なので、レストアしてSTDに近い状態のZ2を楽しむか、あるいはカリカリにカスタムして楽しむかは迷うところだと思います。
最近の傾向ではSTDに近い状態をより楽しむ人が増えたと思います。少し前まではカスタムすれば、その頃の新型車にもついていけるという感じでしたが、新型の進歩もすごく、お金をかけてもそうはいかなくなってきたからかもしれません。でも、本来のZ2を楽しむには良くなったのかもしれません。
また、リプレスメントパーツを使ってZ2をレストアするよりも、アフターパーツや流用パーツを使ってカスタムしていった方が、結果的に安く収まることも多いですし、性能的にも安定させやすい場合もあります。一度はZ系を得意とするショップに相談してみることをオススメします。
Z750RS(通称Z2)はカワサキが1973年から1978年にかけて製造販売していた750ccの国産オートバイ。
数々の伝説が残る日本を代表する名車のひとつです。
製造初年:1972年
全長×全幅×全高:2200(欧州仕様は2245)× 865 × 1170 mm
メインフレーム:鋼管ダブルクレードル
サスペンション形式:
・フロント:正立テレスコピック
・リア:窒素ガス封入式ショックアブソーバ×2
ブレーキ
・前輪:ディスクブレーキ(シングル)
・後輪:ドラム
乾燥重量:230 kg
エンジン形式:Z1E型(空冷4ストロークDOHC2バルブ並列4気筒)
総排気量:903 cc
ボア×ストローク:66 × 66 mm
圧縮比:8.5
最高出力:82 hp / 8,500 rpm
最大トルク:7.5 kg-m / 7,000 rpm